~絵本の読み聞かせをはじめたきっかけ(絵本との出会い)シリーズ~
第6期絵本よみきかせマイスター®嶋根裕子さんより、お便りが届きました♪
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40年以上勤めた仕事を辞め、それまでは職場と家だけの往復でしたが、何か地域で出来ることはないかと思っていたところに、小学校でのよみきかせのお誘いを受けました。
特に絵本の勉強や練習をしていなくても大丈夫、とのことばに、軽く引き受けたものの、絵本とは子育て以来30年ほど離れている!今はどんな絵本があるの?小学校でのよみきかせにはどんな絵本がふさわしい?焦りました…。
そんなとき、景山聖子先生の絵本のよみきかせ講座があることを知り、タイミングよくキャンセルが出たところに居合わせて受講出来ることになりました。
それからは、絵本の世界にぐんぐん引き込まれました。そして、人間というものにも。
景山先生からの「絵本をよむとき、その人の人柄が出る。」ということばは新鮮で強烈でした。
きちんと生きなくては、と時々自分を戒めています。
小学校では、目をキラキラさせて聞き入る子、じりじりと絵本に近づいてくる子に元気をいただいていますが、絵本から何か受け取り、考えてくれる子が増えることを願っています。
自分の子どもの頃を思い出すと、小学校にあがる前から本が好きで、ひらがなはもとより、カタカナや漢字も読めるようになりたくて家族を追いかけまわしていました。
そして、いろいろなことは想像しても口数少なく、周りからは何を考えているのかわからない子だったような気がします。
子どもは、大人が思っているよりずっといろいろなことを考えている、大きな世界を持っている、
そのことを忘れず、子どもたちに接したいと思っています。
絵本は、子どもたちだけではなく大人にとっても必要なもの、と絵本の世界を知れば知るほど強く思います。ほかの人のよみきかせを聞くと、自分が知っている絵本でも、また別の世界が広がり、新たな感動を覚えます。それはやはり、その人の人柄によるものなのでしょう。
ですから、先輩や仲間のよみきかせは大いに楽しみにしています。
絵本のよみきかせで知り合えた先輩や仲間は、私の人生の宝です。
好みの絵本は、生命のつながりや再生について書かれ、絵が素敵な、いせ ひでこ さんのもの。
『チェロの木』『ルリユールおじさん』『おさびし山のさくらの木』
淡々と読むものを選ぶことが多いですが、これからは、もっと違う分野のものにも挑戦していきたいと思っています。
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絵本との出会いはその人の世界を広げ、人生の宝物を手に入れることが出来るのですね(*^-^*)
~「絵本と出会い」シリーズ~
これからもマイスター®︎セラピスト®︎の皆さまからの、心温まるお便りをお届けいたします!
次回もどうぞお楽しみに(^o^)/
「チェロの木」
いせ ひでこ/作 偕成社
「おさびし山のさくらの木」
宮内 婦貴子/文
いせ ひでこ/絵 BL出版
「ルリユールおじさん」
いせ ひでこ/作 講談社
※出版社さまより、写真の掲載ご了承いただいております。
(記事作成者:絵本よみきかせマイスター®︎K )