皆さま こんにちは。
第5期マイスター®️木部直美です。
私の住む地域は、夜、窓を開けると蛙や虫たちの鳴き声が聞こえ、一日の疲れを癒してくれます。
今日は、これまでの私の読み聞かせボランティア活動の中で、子どもたちとひとつの輪に
なった絵本をご紹介させていただきます。
読み聞かせをしたのは、未就園児のお子さまたち。
絵本は「きんぎょがにげた」。
~金魚鉢から逃げ出した金魚が、絵のどこかに隠れています。
子どもたちはワクワクしながら金魚を探し出すという、とても楽しい絵本です~
さて、私の出番がやってきました。
子どもたちに表紙を見せた途端、
「知ってる~」「ぼく(本を)持っているよ」「きんぎょがいるんでしょ~」
「見たい~」などのかわいらしい声が上がり、前のめりになった子どもたちと私の距離がぐっと近くなりました。
さぁ、絵本の世界へ出発!
1ページ目が終わり、次のページへ…
すると、一人の男の子が弾んだ声で「ぼくも読みたい」と。
続いて「わたしも読みたい」「私もいれて」と…
このあと、どうなったと思いますか?
子どもたちは私の読む声に合わせ、自然な流れで一緒に絵本を読み始めたのです。
私は予想外の展開がとても面白く、子どもたちについていくことにしました。
そのときの子どもたちの様子は、
空想の世界を自由に飛び回っているような“ふわっとしたほほ笑み。
覚えたてのひらがなを自然と声に出し、何か自信に満ち溢れたような表情が見えました。
きっと子どもたちは、
大好きな人からたくさんの愛情を受け、何度も絵本を読んでもらったという、楽しく温かな経験があるのでしょうね。
今でも、そのときのひとつになった声は、
清らかな音のかたまりとなって、私のこころの中で明るく響いています(^-^)
絵本が届けてくれた「楽しい3分間」。
またひとつ、宝物が増えました。
「きんぎょがにげた」
作:五味太郎
出版社:福音館書店
※出版社さまより、写真の掲載ご了承いただいております。
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全国や海外のマイスター®︎セラピスト®︎の皆さま、いつもすてきなご投稿をありがとうございます。
これからも、たくさんのお便りを心よりお待ちしております!(^^)!
(記事作成者:絵本よみきかせマイスター®︎K)