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『わたしと絵本』~第15期絵本よみきかせマイスター®︎千葉美沙子さん編~

 

絵本で感じることは十人十色。

絵本が大好きな仲間たちの

「心に残る一冊💖をご紹介します。

 


こんにちは。

第15期絵本よみきかせマイスター®︎千葉美沙子です。

私の「心に残る一冊」は、

 

「とうだい」

 

文: 斉藤 倫

絵: 小池 アミイゴ

出版社: 福音館書店 

  

私のマイスター講座卒業時の夢は、

 

1年後に、誰かのために温かい空間の読み聞かせ会をする。」

 

でした。…1年後、この夢が本当に叶ったのです

友人よりお声がけいただき、病と向き合う方の語り合いの場にて、

読み聞かせをすることに。

 

機会を頂いたありがたさと、初めての読み聞かせで、

自分が様々な思いを抱えてらっしゃる方々を前に

 

何ができるだろうか?

選書もどんな絵本がいいのだろう?

と不安な気持ちがありました。

 

本屋さんでふと、手に取ったこの絵本は

その不安な心に寄り添ってくれたのです。

 

岬に一本たった、生まれたての灯台のお話しです。

様々な生き物たちが訪れますが、

灯台は自分がどこにも行けないことを痛感します。

ある冬の日のこと、灯台は大嵐に襲われます。

そんな中灯台は自分にできることを見つけてゆきます。

 

「とうだい」を選んで何度も練習して、当日、ドキドキしながらも

 

目の前にいるあなたに寄り添って、ただこの絵本を一緒に読む。

 

という気持ちで読みました。

 

終わった後、みなさんの温かな優しい空気を感じました。

 

私もいつか、

誰かの灯台のようになれたら

 

私にとって、羅針盤のような、大切な絵本となりました。 


 

 

第15期絵本よみきかせマイスター®︎

第4期絵本よみきかせセラピスト®︎

千葉美沙子