絵本で感じることは十人十色。
絵本が大好きな仲間たちの
「心に残る一冊」💖をご紹介します。
私のマイスター講座卒業時の夢は、
「1年後に、誰かのために温かい空間の読み聞かせ会をする。」
でした。…1年後、この夢が本当に叶ったのです✨
友人よりお声がけいただき、病と向き合う方の語り合いの場にて、
読み聞かせをすることに。
機会を頂いたありがたさと、初めての読み聞かせで、
自分が様々な思いを抱えてらっしゃる方々を前に
何ができるだろうか?
選書もどんな絵本がいいのだろう?
と不安な気持ちがありました。
本屋さんでふと、手に取ったこの絵本は
その不安な心に寄り添ってくれたのです。
岬に一本たった、生まれたての灯台のお話しです。
様々な生き物たちが訪れますが、
灯台は自分がどこにも行けないことを痛感します。
ある冬の日のこと、灯台は大嵐に襲われます。
そんな中灯台は自分にできることを見つけてゆきます。
「とうだい」を選んで何度も練習して、当日、ドキドキしながらも
目の前にいるあなたに寄り添って、ただこの絵本を一緒に読む。
という気持ちで読みました。
終わった後、みなさんの温かな優しい空気を感じました。
私もいつか、
誰かの灯台のようになれたら…。
私にとって、羅針盤のような、大切な絵本となりました。
第15期絵本よみきかせマイスター®︎
第4期絵本よみきかせセラピスト®︎
千葉美沙子